第15回(2016/8/12)最近の業界の見られ方と原理原則

こんにちは。
 今回も皆様にお役になる情報をお伝えしていきます。


去年末あたりから、整骨院の療養費不正受給の事件に伴い、世間から
グレーな業界というイメージでみられる事が増えてまいりました。

テレビのワイドショーでも「 部位ころがし 」というフレーズがどんどん
取り上げられて、整骨院はいけない事をしているところなのではないか?
そもそも不正ありきでなりたっているのではないか?
という業界として非常にネガティブな報道の連発でした。

一般の患者様や、そのご家族からしたら情報源としてテレビやネットの情報が
主になってしまいます。

院に来られた患者様から「 先生の所は大丈夫?(笑) 」などと聞かれる事も
多かった事だと思います。

そもそも患者様が痛みを訴え来院し、
それを視診・触診・問診し、骨・関節・筋・腱・靭帯などに加わる
急性、亜急性の原因によって発生する
骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷などのけがに対し、手術をしない
「非観血的療法」によって、整復・固定などの施術を行うことができる。
という原理原則のルールに則り療養費の申請をしているはずです。

またその旨を患者様に説明した後に、施術を開始しているはずです。
 なのに何故「 部位ころがし 」のような文言が報道されるのか?

柔道整復師の権利ばかりを仰っている人もいます。
マスコミがよく理解していない!と仰っている人もいます。
柔整業界で健康保険の使用は厳しいから自費施術に移行しましょう。
と仰っている人もいます。

ここではどちらが良い悪いとかの話はしませんが、どちらにせよ、
ご自身が働いている業界の原理原則をしっかりと理解する事が
大切なのでは?と思います。

最近、交通事故においても不正受給による逮捕者の報道も以前に
比べて増えてきております。
交通事故は療養費に比べ難しい事柄が多いと思いますが、
取り扱う以上はしっかりと原理原則を知っておくべきだと思います。


日々の業務で忙しいとは思いますが、もう一度原理原則の部分を
振り返ってみてはいかがでしょうか?
  

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